こんばんは、源(@kinogen0018)です。
晴れて在宅勤務2年生になったので、少し奮発して「電動昇降スタンディングデスク」なる高さ調整が可能な机を買ってみた。
なぜデスクが必要なのか?
コロナ禍が始まってから1年あまりが経過した。
コロナ禍が始まったのはちょうど自宅の作業スペースをカフェにアウトソーシングした、そんな頃であった。
俺は一介のサラリーマンなのでマネージャから「コロナやばいから在宅勤務しろ」と言われれば、それに従って椅子もデスクも廃棄してしまったいわば「作業スペースとしては機能性が皆無の部屋」でパソコンをポチポチせざるを得ないのである。
自宅機能のアウトソーシング戦略はコロナ禍を受けてゴリゴリに裏目に出てしまったわけだ。
当初、唯一捨てずに残しておいたベッド横のサイドテーブルで在宅勤務してみたものの、さすがに役不足だったので間に合せで購入した2~3000円の折りたたみデスクでなんとかこれまで在宅勤務を凌いできた。
それでも時には腰が痛すぎて食器棚の上にPCを設置してスタンディングWeb会議を行ったり、齢24にして肩が上がらなくなったこともある。(バリバリ部活をしていた高校時代ぶりにサロンパスを使った)
正直限界だ。
自宅とは眠ったり、食事をしたり、くつろぐ場所であって仕事を行う場所ではない。
ただこの先の見えない在宅勤務生活で、仕事をするために作られた場所=オフィスに近い就労環境を可能な限り自宅に整備したい。肩と腰と精神が寿命を迎える前に。
では職場と自宅の就労環境で一番ギャップを生んでいるのは何か?
行き着いた答えが「机」である。
どんなデスクを購入するか?
俺の職場に俺の席はない。
各社員が自由に着席場所を選んで仕事ができる、いわゆるフリーアドレスだからだ。
何種類かある席のタイプのうち、俺は立ちながら仕事ができる、高さのあるカウンターデスクを好んで利用していた。
立ちっぱなしが疲れるのはもちろんだが、座りっぱなしも疲れる。
適度に立ちと座りを織り交ぜて作業する環境、これこそが俺の「オフィスに近い労働環境」だ。
あゝ自宅であの環境を再現できないか、チープな折りたたみデスクで思案しているうちに行き着いたのが「昇降デスク」なのである。
選定する上で必須だった条件は以下の4つ。
- 「脚と天板が別れていること」
- 「住んでいる部屋に入るサイズであること」
- 「電動で昇降できること」
- 「ウォルナット調のカラーであること」
「脚と天板が別れていること」
デスクの中には脚だけ売っているものがある。
これはセットになっている天板のみが使用可能なわけではなく、自分の好きなサイズ(もちろん脚によって対応するサイズや耐荷重は決まっているのだが)の天板を使用できることを意味する。
俺は転勤族なこともあり、1年後には引っ越ししているような気もしてたので、転居先の部屋のサイズに合わせてデスクの占める面積を柔軟に変更できるよう脚・天板独立タイプであることが必須だった。
「住んでいる部屋に入るサイズであること」
現在の自宅に引っ越した当時、「自宅の機能を可能な限りアウトソーシングして家賃を下げ、節約分で都心に住む」というコロナ禍のトレンドと逆行する思考回路で物件を選定したのでとにかく部屋が狭い。
我が家にデスクを置くスペースなど到底無いが、それでも背に腹は代えられない。
俺が採った苦肉の策は「テレビ台を捨て、デスクの上に43インチのテレビを設置しPCモニタと兼用する」であった。
天板サイズには非常にシビアにならざるを得なかった。
43インチのテレビを乗せることができ、かつ幅110cm以内でないと部屋に収まらない。
この制限は選択肢が大幅に減る。
多くの昇降デスク脚の「対応天板サイズの下限」に引っかかってしまうからだ。
昇降デスクは幅120cm以上の天板に対応!みたいな商品が多すぎる。
(この手の昇降デスクを購入する人はみなバカでかい部屋に住んでいるのか?と思ったけど、周囲に6畳もない狭小物件に住んでいるのは俺だけだった)
ともかく、意外と丁度良いサイズの机には巡り会えないものである。
なお広いデスクが置けるならできるだけ大きいデスクを置いたほうが良い。机上の余裕は心の余裕に直結する。本当だ。
「電動で昇降できること」
市場に出回っている昇降デスクは高さを調整する方式によって大きく「手動式」「ガス圧式」「電動式」の3つに分類される。
極度の面倒くさがりなので手動でハンドルを回し昇降させるタイプを買っても昇降させずにただのデスクとしてしまう自信があったため手動ハンドル式はNG。
(自分のことは自分が一番知っている)
前述したように43インチテレビを乗せるテレビ台と兼用するので耐荷重や上に重いものを乗せたまま昇降ができるか不安だったためにガス圧式は避けた。
(そもそも脚と天板が分離しているタイプにガス圧式はあまり無いみたいだ)
消去法でボタンを押すだけで昇降してくれる「電動式」に決定。
「ウォルナット調のカラーであること」
我が家の家具はブラウンやウォルナット系のカラーにまとめているのでデスクの天板もそれに倣う。
この「ウォルナット調のカラー」という条件もかなり選択肢を狭める。(既成品や脚や天板のセット売りに限ればの話だが。俺に天板をオーダーメイドする覚悟と元気はなかったので。)
覚悟と元気がある方はオーダーしたほうが幸せになれると思う。
Flexispot最安電動モデル「EG1」の購入
俺が大きな買い物を前に悩んでいる時、背中を押してくれるのはキラキラインスタグラマーでもイケイケYouTuberでもなく、個人ブロガーが書いたレビュー記事だ。
今回も例に漏れず、ガジェットブログを読み漁っていると「Flexispot」なる激安昇降デスクメーカーをよく目にしたのでFlexispot商品の中から前述の4条件を満たすモデルのうち、最安のモデルを購入してみた。
今回購入したのはFlexispot製品の中で最も安価な電動昇降デスク「Flexispot EG1」のウォルナットカラー天板セット(幅100×奥行60cm)だ。
5万~6万円を超えてくる商品も少なくない電動昇降デスク市場の中では非常にお得なプライスに仕上がっている商品である。
在宅勤務で昇降デスクの需要が高まっているのか、俺が購入したタイミング(2021年4月15日)では5月上旬の入荷次第発送となっていた。
急いで購入する人は在庫のあるモデルか、もしくはAmazonなどで購入したほうが良いかもしれない。
「Flexispot EG1」を組み立てる
5月9日に到着。佐川のお姉さんが20kg超のダンボールを抱えて来てくれた。
自力で運ぶのは結構しんどい重さ。2階やロフトに設置予定の方は気をつけよう。
組立自体は電動ドライバーがあれば1人でも30分ほどでできると思う。女性は1人では厳しいかも。
俺は電動ドライバーがなかったのでクソほど苦戦した。
天板に人力で10本以上のネジをぶち込むのは結構しんどい。
大抵の苦労はテクノロジーで解決できる。
組み立ての際は床を傷つけないように毛布でも敷いておくと良いかもしれない。
昇降ボタンはネジ止めする必要があるので、組み立てる前に置く場所を決めてから組み立てよう。
(当たり前だが電動で昇降するのでコンセントに挿す必要がある。コンセントの位置も要確認)
【レビュー】「Flexispot EG1」使ってみた
そして完成したのがこちらである。
ボタンを押すだけでデスクの高さを調整できる。無段階調整なので、微妙に高さが合わない…なんてことも発生しない。
これで立っても座ってもゲーム仕事ができるという「オフィスに近い就労環境」を実現することができた。
ガタつきも心配だったが、立って作業する程度の高さにしてもガタつくことなく安定してタイピングができた。
4K 43インチのテレビをモニター代わりに使用しているので、デュアルモニターではなくても非常に快適な作業領域を確保できている。テレビとして使用するときもベッドに座れば高さも丁度いい。
電動であるため、デスクからどうしても電源ケーブルが1本出てしまう、ということを覚えておいて欲しい。本商品のように背板がついていないタイプの机は配線が結構目立つ。
そこでPCやテレビのケーブルを含め、以下のnoteを参考にスッキリとしたデスクを目指すことをおすすめする。オシャレデスクがたくさん載っているので非常に参考になるはずだ。
配線周りを含め、まだまだ作業環境は整備中だが、今回の「Flexispot EG1」は非常に満足度の高いお買い物であった。
たった数十cmデスクが上下するだけで、快適さは数百倍変わる。
この記事を書いている最中に立って座って立ちました。